厚生労働省が雇用保険、労災保険等を受給中の人への再計算後の額による給付を公表

厚生労働省が「毎月勤労統計調査」を不適切な手法で集計していた問題で、「雇用保険、労災保険等を現在受給中の方に対する再計算後の額による給付の実施について」を公表しました。

具体的には、雇用保険、労災保険、船員保険等の追加給付に関して、まず、現に受給中の人の今後新たに支給が行われる分について、3月から順次6月までに再計算した金額での支給を開始する予定としています。
取扱いは以下のとおりです。

【再計算後の額による給付の実施予定】
(1) 雇用保険関係
・雇用保険給付を現に受給中の人について、3月中に、その日以後失業していた日について支給する際は、再計算した金額での支給を開始する。
・労働施策総合推進法の就職促進手当を現に受給中の人について、3月中に、その日以後の支給決定については再計算した金額での支給を開始する。
(2) 労災保険関係
・労災保険の今後新たに支給が行われる分について、支給額の再計算の結果、支給額が多くなる人には、
 -労災年金については4・5月分から(6月支払)
 -休業(補償)給付については4月分の休業から
 再計算した金額での支給を開始する。
労災年金について再計算した金額での支給が必要な人には、労働基準監督署に登録された連絡先に、4月に手紙により連絡する。
(3) 船員保険関係
・現在職務上災害に係る障害年金や遺族年金を受給中の人について、支給額の再計算の結果、支給額が多くなる人には、支給額を改定する通知を送付した上で、4月中旬に、現在利用中の口座に追加給付を行う。
(4) 事業主向け助成金
・雇用調整助成金について、現に支給期間中の事業主については、3月中に、その日以後の支給決定については再計算した金額で支給を開始する。

また、上記(1)~(4)について、過去に受給したことがあり、現在は受給が終わっている人の分を含めて、既に支給が行われた分については、現住所の把握や他の給付との併給調整の精査等の追加作業が必要なことから、作業スケジュールの検討に今しばらく時間がかかるとしています。

今後、追加の措置が公表されていくことになると思いますが、心当たりのある人や事業主は自ら問い合わせなければならないケースもあり、注意が必要です。